矢野口の家

用途 : 専用住宅
種別 : 増改築工事
構造 : 木造2階建
敷地 : 399.78㎡
延床 : 170.50㎡
竣工 : 2008年5月

施工 : 清水建築工房
撮影 : 新 良太 / 菰田建築設計事務所(既存建物

道路からスロープを歩き軒先に入ると、正面と左側に並んだ2つの玄関に分かれます。
内部で往来ができるものの、それぞれの世帯が設備をもつ、完全分離型の親世帯・息子世帯の2世帯住宅です。

過去に数度の増改築を行っている木造住宅を全面的に増改築し、二世帯住宅とする計画です。
外壁・屋根材全て取り壊し、柱・梁といった躯体のみの状態とし、金物補強・基礎補強を行いました。

既存住宅は正方形から南東の角が欠けたようなL字型で、朝の光、昼間の光が直接差し込む部屋が少なく、室内は全体的に暗い印象でした。
また昔ながらの床高を高く取る設計で、歳を重ねるなかで生活に不具合が出ている様子でした。

改築+増築の工事を行う上で、親世帯はワンフロアーでまとめて段差をなくし、車椅子の使用も考慮に入れてコンパクトに動きやすい空間を心掛けました。子世帯は家族が集まる、明るく広がりのある空間を家の中心に考えました。

全体のプロポーションとしては、日を遮っていた南西の下屋を取り外し、迫り出していることで1階の部屋に暗い影を落としていたバルコニーをけずり取り、度重なる増築によってまとまりのなかった屋根の形状を整え葺き直しました。
背の高かったブロック塀と植栽も新たにやり直し、開放的に明るい外構となりました。

既存写真

長坂邸 既存写真 リビング1.jpgrimg0021.jpgrimg0022.jpg長坂邸 既存写真 リビング2.jpg071106外観007.JPG071106ガードレール008.JPG